天然素材の優しく美しい絨毯

味わい深いデザイン性と一生付き合える耐久性。
ギャッベ

ギャッベとは、ペルシャ語で目が粗くて毛足が長い絨毯を意味します。ギャベともいいます。 ペルシャ絨毯の一種です。イラン・イスラム共和国の南西部に位置するシラーズ州を遊牧する部族カシュガイ(カシュカイ)族、ルリ族などによって織られる遊牧民の手織り絨毯の略称です。もともとは、山岳地帯を移動する彼らの生活の中で、羊の毛をざっくりと織ってふかふかに仕上げて、ベッドとして使うために織られてきた手織り絨毯です。

パキスタン絨毯

パキスタン絨毯は今から500年ほど前、ムガール帝国のアクバル大帝がイラン高原の古都イスファハンより
ペルシャ絨毯の織匠を招いて王宮用の敷物を織らせたのが始まりと言われています。
その後インドからの分離独立を経て、多くのイスラム商人と織職人がパキスタンへ移住し始め、政府もまた良好な糸を輸入するという政策をとり更に発展を始めました。
パキスタン絨毯の特徴は、縦糸に綿、パイルにオーストラリアやニュージーランド産のを使用していてペルシャ絨毯に比べて軽いということです。メリノウールはスーツにも使われており光沢感・艶・弾力性・耐久性に優れた素材です。
代表的なデザインは、楕円形の続き柄が特徴のボハラ柄と菱形の続き柄が特徴のジャルダン柄です。
また、ペルシャ絨毯に比べかなりリーズナブルな価格です。

ペルシャ絨毯

独特の雰囲気をかもし出す文様、複雑な色合い、やわらかでしっとりとした感触、豪華さ、美しさ・・・・・ペルシャ絨毯は今からおよそ5000年前、ペルシャの砂漠の遊牧民の手によって織られ、壁や床の代わりを果たし、自らを守る生活必需品として作られたのが始まりです。
その後各地に伝わり、様々なカーペットの起源となり、敷物の中では唯一換金しうる資産価値をもつ財産として今なおイランのほぼ全域で一枚また一枚と手織られ続けています。
機械化・合理化が進んだ全てが高速時代の今日ですが、一枚を織りあげるのに数ヶ月も数年も要するペルシャ絨毯は、年の流れとともに愛され育まれ、世界で最も優れた織物として高い評価を受けています。

ジャガード織り

キリムはアナトリア地方の高原で生活をするチュルク族によって織られている絨毯です。独創的な色やデザインは非常に芸術性が高いですし、そこに惹かれて購入する方も少なくありません。ギャッペももちろんアーティスティックなデザイン性を備えた絨毯なのですが、キリムの場合は幾何学模様がとても特徴的で印象に残ります。